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パレートの法則から考えるvol1

組織とというものは、ある一定の割合に分かれていくというお話しをさせていただきます。私は生涯学習としてマーケティング等に興味があるため以前からこの「パレートの法則」については興味をもっていました。

元々イタリアの経済学者ヴィルヘルド・パレートが発見した法則です。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとした。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれます。この地球や生物を創造した神とも言われる存在が不変の法則として動かしているのかもしれません。もちろん例外はあるにしても全体でみた場合調和がとれているように見えます。

このパレートの法則を例えるケースとして、働きアリの法則があります。働きアリの法則(別名2:6:2の法則)とは、集団を「熱心に働く・普通に働く・働かない」に分類したときに、熱心に働くアリが2割、普通に働くアリが6割、働かないアリが2割に分かれる性質があるという理論です。

人間社会にも応用できる法則として知られています。たとえば、ある会社で熱心に働く社員は全体の2割、それなりに働く社員が6割、働かない社員は2割に分かれる傾向があります。仮に100人の社員がいた場合は、20人がよく働き、60人が普通に働き、20人が働かないということです。

ただし、熱心に働く社員ばかりを集めても法則は変わりません。つまり、よく働く20人の社員のみで組織を構成したとしても20人の2割にあたる4人は勤勉に働き、6割の12人は普通に働き、残りの4人はさぼりやすくなるということです。

逆に働かない社員のみで組織を構成しても同じ比率になるといわれています。その昔プロ野球の読売ジャイアンツが資金力で他球団の4番打者を何人も補強し優勝確実といわれましたが結果はそうなりませんでした。

なぜこのような法則になるのかいいろいろな要因があると言われていますが一つには以下の要因があるとも言われています。

「働きアリの法則では、2割の働かないアリが効率を下げているとも考えられますが、よく働くアリばかりの集団では、全体が疲労して動けなくなったときに組織を維持できません。
その場合に働かないアリが交代して働くことで、集団内の致命的なダメージを防止できます」集団の維持装置のようなシステムが働いていることも一つの要因のようです。

ということでこれをマンション管理会社フロント担当者に当てはめてみると管理組合のために熱心に動く担当者が来る確率は2割となります。いや普通で十分だからという声が聞こえてきそうですがこの「普通」とはその組織のなかで普通ということです。

その組織が他の社会的組織と相対的に見て平均値が低ければ一般的に見れば働かない会社員とあまり変わらない人間が担当になります。残念ながら私の経験則上、マンション管理業界の人材が他の業界と比較して決して平均値が高いとは思えない現実があります。

一般的に見て対応が悪い管理会社担当者を変えてもこの法則に沿えばまた同じレベルの担当者がくることも考えられます。この世の集団はこの法則に沿って動いているとすれば相手が変わることを考える前にまずは、管理組合の意識を変える方が良いのではないかと思います。

そうは言っても総会の出席率も良くないし皆さんと話す機会もないけどと思われるかもしれませんが組合員の2割の意識が変われば全体として8割の効果をもたらすとも考えられます。20世帯では4名、40世帯では8名の方が今の組合運営について改善していこうと考えればその効果は波及していくと言えます。

そうすれば相手も変わらざるを得ません。このパレートの法則を管理組合運営にも上手に活かしていただければと思い少し長くなりましたがお話しさせていただきました。

2023/4/13

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