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門司区複合施設入札業者なく不調に終わる!
北九州市門司区に建設予定の複合公共施設の整備事業をめぐり、建設業者を決める入札の応募が1件もなく、不調に終わったことが判明しました。
市は物価の高騰などが背景にあるとみて、今後、改めて入札を行い、予定どおり令和9年度中の完成を目指す考えのようです。
門司港地域モデルプロジェクト再配置計画のなかで市は「目的と経緯」「今後の進め方について」以下の様に説明しています。*以下市ホームページより引用
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事業の目的と経緯
門司港地域に点在している公共施設(区役所、市民会館等)は、築90年を超えるものがあるなど、耐震性やバリアフリー面での対応が十分でなく、老朽化し安全面や衛生面などに課題を抱えています。
この事業は、平成27年度の「北九州市公共施設マネジメント実行計画」に基づき、約9年間の協議を経て、門司港駅に隣接した交通利便性の高い場所に、点在する公共施設を集約・複合化し、市民の皆さまの安全性・利便性の確保と地域の活性化を図るものとして進められてきました。
このような状況の中、この建設予定地で令和5年度に埋蔵文化財発掘調査を行ったところ、旧門司停車場の機関車庫の一部や石垣などの遺構(地中に残存する建造物の痕跡など)が見つかりました。
こうした中、この事業については、市議会の議決もいただき、市民の皆さまや地元の各団体への説明会などでさまざまな意見を伺いながら、一つ一つプロセスを踏んで進めております。
事業の今後の進め方
老朽化が著しい公共施設への対応は「待ったなし」の状況であり、長い歳月をかけた議論に基づき、「市民の安全安心が第一」との考えにより本事業を計画通り進めることとしています。
遺構の取り扱いと施設整備の在り方については、これまでさまざまな検討を行ってきましたが、現計画より施設の完成時期が遅れ、大幅なコスト増となるなど、市民の皆さまにさらに不便や負担を強いることが想定されます。
そのため、施設整備については、まず遺構の調査や記録保存を行った上で、今年度中(令和6年度6月補正予算として議決)に整備に着手し、令和9年度の竣工を目指すこととしています。
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令和6年度北九州市春季一般競争入札では6割以上が不調に終わる
北九州市は、門司区の門司港エリア周辺にある区役所や図書館など、老朽化している複数の公共施設を1か所に集約するため複合公共施設を建設する予定で、令和9年度中の完成を目指しています。候補物件のなかには、門司区役所庁舎のように1930年度建築もの、1957年度建築の市民会館などがあり老朽化が進み安全面、衛生面等で対応が急務だと思います。
今回の件では、同複合公共施設建設予定地で見つかった「初代門司駅」関連遺構をめぐり、地元住民等からは保存を求める声もありその影響がかなりあるとは思いますがその他に物価の高騰や技術者不足、人件費の上昇等の影響もあると考えられます。
実際に、北九州市令和6年度春季一般競争入札でも13物件の内落札は5物件のみで6割強が不調に終わっています。
北九州市都市再生推進部は「入札が不調に終わったことで、整備が遅れる可能性はあるが、令和9年度中の完成を目指したい」としています。
建設業界に於ける2024年問題など業界を取り巻く環境はより一層厳しさを増しており公共施設だけではなくマンション等民間建設工事、大規模修繕工事等にも物価の高騰や技術者不足、人件費の上昇等の影響でコスト上昇をもたらし最終的に今以上に発注者への負担増加に繋がることが懸念されます。
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